胃がんは日本人がかかるがんの中で肺がんに次いで多いものです。
胃粘膜内に発生し、胃の内側や外側に向かって広がっていきます。
スキルス胃がんと呼ばれるものは、胃の表面に病変が現れずに胃壁内部で広がっていくため、発見が困難です。
日本のがん治療において最初に選択される方法は手術による患部の切除で、これは胃がん治療でも例外ではありません。
かつては手術と言えば開腹手術だけでしたが、僅かな切開と小さな穴を開けるだけの腹腔鏡手術や、内視鏡手術なども現在は行われています。腹腔鏡手術はがんを取り残すリスクが開腹手術に比べて高くなり、内視鏡手術は早期でないと行えない事が多いです。
ペインコントロールや麻酔技術の向上で術後の痛みも少なく、入院期間も短くできるようになり、予後の経過が良好であれば二週間程度の入院で済む事も少なくありません。
他のがん手術でも行われますが、転移を防ぐ目的で病変部周辺のリンパ節を予防的に切除する事があります。
胃がんは開腹すれば患部を直接観察できるため、がんを完全に切除しやすく、完治しやすいがんと言われています。
がんが進行して手術を行えなかったり、手術に耐えられる体力が無いといった時には放射線治療や抗がん剤治療も行われます。また、再発した場合にも行われる事があります。局所的にがんを叩いたり、痛みを抑えたりなどといった緩和的な治療となります。
また、抗がん剤は再発を防ぐ目的でも用いられる事があります。